2012年12月24日月曜日

光の何とかはムダ!

最近のハヤリの電光飾り何とかして欲しい。脱原発するのなら、節電すべきなのにお構いなし。夜間の電力余剰は、原発時代のことです。ピカピカ光らせて客寄せするアンコウ作戦に騙されないようにしましょう。

2012年12月7日金曜日

川越でホームレスは見捨てられた!


川越救急クリニックのプログより

土曜日、ホームレスの人が腹痛を訴えて救急車を要請した。
10件以上の救急告示病院が受け入れを断り、当院に搬送されて来た。
もちろんお金は1円も無い・・・家族もいない・・・健康保険なんてあるわけない。
この人に治療をすればするだけ、全部医療機関の費用持ち出し・・そりゃ、みんな断るわな。。。
でもどこかがババを引いてやらなければ救急隊が困る。

幸い、近くの協会の神父さんが治療後に連れて帰ってくれるとのこと。
診察すると腹部の異常がありそう。
栄養状態が悪そうだし、点滴を開始。ブドウ糖、ビタミン、整腸薬、胃薬、鎮痛薬・・・・原因がはっきりしないため、仕方なく腹部X線撮影、採血検査。
うわっ! 状態はかなりひどそうだ。。。
普通なら入院、輸血、全身管理・・・という状態。
でもどこも受け入れてはくれないだろう。

神父さんに説明した。
「とにかく月曜に市の福祉課と交渉して生保を取らせなさい。その上でどこかの病院を受診させなさい。かなりひどい状態ですよ。でも保健も無い、お金も無いでは、これ以上の治療はできません・・」
神父さんの話では、本人が生保の受給を良しとしなかったそうだ。申請は本人の意思でずっと見送られて来ている。
「でも月曜には取らせます」

日曜日・・そのホームレスの人は心停止で救急車を呼ばれました。
今度は我がクリニックは休診時間。
受け入れ先が見つからず、心停止なのに救急車は現場から1時間動けなかったそうです。
ようやく大学病院が受け入れてくれて、その方は亡くなりました。